抗酸化作用を持つ物質:ポリフェノール類とその性質について

ポリフェノール = ポリ(多くの)+フェノール(ベンゼン環の水素の1つがOH基に置換されたもの)

基本骨格がベンゼン環であり、OH(ヒドロキシル)基を2個以上有している物質をポリフェノールと言います。

ポリフェノールはビタミンC・ビタミンEなどと同様に抗酸化作用を有している物質で、活性酸素を無毒化する作用があります。 

ポリフェノールの認知

ポリフェノールが世間に広く知れ渡ったのは、「フレンチパラドックス説」がきっかけと言われています。

これは「チーズなどの乳脂肪などの動物性脂肪を日々多量に摂取しているのに心臓病での死亡率が低い」という説のことです。

その理由として、フランス人がよく飲む赤ワインに豊富に含まれる「ポリフェノール」が心臓病のリスクを減らしているのでは?と言われています。

ポリフェノールの種類

ポリフェノールには4000とも5000ともいわれる種類があります。

それらはフラボノイド類とかフェノール酸類などに分類されます。

有名なものとしては、カテキンアントシアニンセサミンクマリンなどではないでしょうか。

なぜポリフェノールには抗酸化作用があるのか

ポリフェノールには多数のOH基が結合しています。

このOH基が活性酸素の一種であるスーパーオキシド・過酸化水素の無毒化に寄与します。抗酸化作用があるといわれるのはこのためです。

ポリフェノールの構造

ポリフェノールは、油に対して相溶性のよいベンゼン環と、水に対して相溶性のよいOH基が合わさった構造をしています。そのため水にも油にもなじむことができます。 

ポリフェノールの摂取について

ポリフェノールは水に溶けやすい性質を有しています。

ビタミンCと同じように体内で長時間保持しておくことができません。

吸収できなかった過剰分は、尿として体外へ排出されてしまいます。

そのため、こまめに摂取することが望ましいと言われています。

 

ビタミンCとは異なり熱にはある程度強いと言われていますが、あまりにも高温で調理をしてしまうとポリフェノールが壊れてしまいますので、煮る・蒸すという調理法がよいと思います。